2022.5.14(土) J2第16節ホーム山口戦、2つの不運

VFK大月サポーターズクラブ

J2 第16節 振り返り

 J2第16節は5/14(土)と15(日)の両日開催され、我らがVF甲府は14(土)ホームで山口と対戦し1-1で引き分けました。この試合、前半2分にMF27小林岩魚選手の絶妙なスルーパスを受けたMF41長谷川元希からのパスに、ボールが来ると信じてゴール前へ詰めていたFW10ウィリアン リラ選手の今季2点目のゴールで幸先よく先制して、複数得点を期待したサポーターが多かったと思います。しかし、その後は序盤での先制が災いしたとは思いたくありませんが積極的に2点目を奪いにいくサッカーというよりも、その点差を守るためのサッカーになってしまったように感じます。粘り強く高い守備力を発揮できてはいたものの、セカンドボールを山口に拾われて2次攻撃、3次攻撃を受け防戦一方になってしまい前半を折り返します。苦しい展開が続く中、後半10分に決定機が訪れます。小林岩魚選手が左サイドをえぐりクロスボールを上げると、ファーサイドに走りこんでいたMF26石川俊輝選手がジャンピングボレー。そのシュートはGKに防がれたものの、そのこぼれ球に反応したDF23関口正大選手が思い切りよく右足を振り抜きますが、このシュートは直撃したポストに惜しくも嫌われます。結果的に、この決定機に追加点を奪えなかったことが何とも悔やまれる1つ目の不運でした。

 この他にもDF2須貝英大選手や小林岩魚選手が積極的にチャンスを作り出すことで傾いていた試合の流れを呼び戻す一方、追加点を奪えず苦しい展開を打開するため吉田監督が動きます。後半20分にウィリアン リラ選手に代えてFW9三平和司選手、関口正大選手に代えてMF7荒木翔選手、MF18鳥海芳樹選手に代えてFW19宮崎純真選手を投入し、3人が同時に攻撃参加するタイプの選手を起用することでピッチ内の選手を鼓舞します。しかし、チャンスメークで違いを示す場面はあったものの相手を突き放すまでには至りません。追加点は奪えないものの、後半に入っても何とか失点を防ぎ続けていた後半32分に試合が動きます。後半開始から2人の攻撃的な選手交代を済ませていた山口は、後半31分にもさらに2人の選手交代で攻撃強化を図ります。するとその1分後に交代で入った2人の選手が絡み、ゴール前でマイナスに折り返したパスに頭で合わせられとうとう同点となるゴールを許します。追加点を奪うより先に失点してしまったことは悔やまれますが、この失点は守備のミスというよりも相手の攻撃を褒めるべきだと思います。守備を崩す相手の仕掛けが巧みで見事でした。

 しかし、この同点に追いつかれた2分後に2つ目の不運が待っていました。後半34分、スルーパスにいち早く反応した宮崎純真選手が1人抜け出しGKと1対1になりますが、最初のトラップが大きくなりバランスが崩れて倒れそうになりながらも勝ち越しのゴールを奪おうと、体勢をなんとか立て直しながら必死で足を延ばしてボールに触れようとしますが、その足が飛び出してきたGKの頭と接触する形となり宮崎純真選手は危険な行為をしたとして一発レッドカードの判定を受けてしまいます。FWの宮崎選手は同点に追いつかれた直後にやってきた決定的な得点のチャンスを自分が決めたいという強い気持ちがあったと思います。退場という結果にはなってしまいましたが、相手GKも大事には至らず何よりでした。宮崎選手ドンマイです。この悔しさをバネにさらなる飛躍を期待しています。

 不運とはいえ、絶好の得点機を逃した上に残りの時間を10人で戦う展開に。大半の時間をリードしていた状況から終盤に追いつかれての引き分け。この試合の模様はNHK甲府放送局で生中継されていましたから、VF甲府のファン・サポーターを増やすためにも何としても勝利して欲しかったのですが、前夜の『金曜やまなし』(VF甲府特集)と同じく期待外れの結果となってしまいました。

 この試合、リラ選手の先制ゴールは素晴らしかったのですが、前半2分という序盤で先制点を奪った後に慎重になり過ぎて積極性を欠いたことで攻撃の圧力を強める山口に対して、守勢にまわることになり追いつかれた後は更に数的不利な状況となってしまったことで、リスクを冒しても勝ち越し点を奪いに行くのか、同点のまま守り抜くことで良しとするのか、迷いがある戦い方になってしまったように思われます。そして、この日の甲府盆地は梅雨入りを思わせるような高温多湿で非常に蒸し暑くピッチで戦う選手たちは、もう1つの敵と戦わなければならない消耗戦だったと思います。今回の試合で出来ていたこと、反省して今後に活かさなければならないことをしっかりと検証して次節以降でリベンジして行って欲しいと願っています。

 この引き分けにより第16節が終了し、我らがVF甲府の通算成績は6勝5分け5敗、勝ち点23とし順位は7位のまま。同じ勝ち点23で5位から9位までの5チームが並び、4位から18位まで勝ち点差5の中に15チームがいる前節を終了した時点よりも更に混戦模様となっています。しかし、自動昇格圏の2位以内との勝ち点差は7から9に広がってしまいました。難しい試合で勝ち点1は貴重ですが、この混戦から抜け出すためには勝ち点3が必須となります。次節の第17節は梅雨真っ只中の沖縄でアウェー琉球戦、5月21日(土)19時キックオフです。甲府盆地と沖縄とどちらの方が暑いのか、熱いゲームを期待しています。

農園活動レポート

 さて、ホーム山口戦が引き分けに終わった翌日の5月15日(日)、VFK花咲農園での必勝祈願の作業は「枝豆(ビアフレンド)」の植え付けと「スイートコーン(ゴールラッシュ)」の植え付け準備のためのマルチ張りでした。

 そして、「玉ねぎ(ケルたま)」と他の『大ツキ野菜』(「長ネギ」「里芋」「ジャガイモ」「枝豆」)の生育状況です。それから、「枝豆(ビアフレンド・第2弾)」などの種まきも。

 この週末には天気予報を参考にしながら、いよいよ「スイートコーン(ゴール(ド)ラッシュ)」の苗を植え付ける予定です。怠けることなく努力を続けるその先でサッカーの神様が微笑んでくれることを信じ、そしてアウェー琉球戦の勝利を信じて、農園作業と大月からの応援頑張ります。

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